メキシコペソは高金利通貨です。暴落は怖いけどスワップはほしい。暴落のリスクを回避して、それなりのスワップを毎日もらえそう。こんなもくろみで始めた両建てサヤ取りでしたが、失敗に終わりました。
ペソ両建てサヤ取りを始めるきっかけとなったポスト(ツイート)
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1日あたり670円をゲット!(10月5日調べ
100万メキシコペソ/証拠金は買い売り各約34万円計68万円
買い GMO外貨 2700(通常)+270(キャンペーン)=2970円
売り 楽天FX-2300円
2970-2300=670
GMO外貨の口座開設はこちら👉https://t.co/dKX4IuUiJb pic.twitter.com/dBdx2Wawj8— サイレンススズカ@トレアイ (@SILENCE_SZK8) October 5, 2023
ペソ円の両建てサヤ取りをやってみようと思ったのはSNSで見つけた投稿がきっかけでした。
サヤ取りの理屈は、簡単に言うと次のとおりです。
- GMO外貨exでペソ円ロング
- 楽天FXでペソ円ショート
- これだけでも利益が出るけど
- GMO外貨exのキャンペーンで利益上乗せ
労働で1日670円だったら見向きもしないのに、低リスクの投資案件だと利益が少額なのに手を出したくなる・・・。なんででしょう??
FX歴が長いので、デメリットも事前には想定できていました。
- スプレッドを回収するのに10日以上かかる
- GMO外貨exのボーナスは15日以上の保有が必要
- 提示されているスワップが変更される可能性がある
寝かせている資金があるなら、ちょっとでも利回りがあったほうがいい。こんな軽い気持ちで始めました。
個人口座でうまくいったら法人口座でもやりたい。
ペソ両建てサヤ取りの開始から失敗までの記録

GMO外貨exに400万円、楽天FXに400万円、追加資金60万円、計860万円で11/1から両建てサヤ取りを開始しました。
結論としては、たった2日で断念することになりました。
事前シミュレーションだと最終的な利益はどれくらい?
| 損益 | 内容&計算 |
|---|---|
| -16,000円 | GMOのスプレッド。20円×800倍 |
| -16,000円 | 楽天のスプレッド。20円×800倍 |
| +648,000円 | GMOのスワップ。27円×30日×800倍 |
| -576,000円 | 楽天のスワップ。24円×30日×800倍 |
| +64,800円 | GMOのボーナス。2.7円×30日×800倍 |
| ↓ | ↓ |
| +104,800円 | 資金860万円の1.2% |
月間1.2%の利益が出る想定でした。年間に直したら15%近いので、株や投資信託にもないパフォーマンスが期待できそうな感じです。
これだけの利回りがあるなら、レートをチェックするのが面倒でもチャレンジしたほうがいいと判断しました。
楽天FXのスワップが-24円から-28円へ変更された
ポジションを持って2日目にして、スワップ両建てサヤ取りの弱点を突かれました。楽天FXのペソ円ショートのスワップが-24円から-28円に変更されたのです。
うわああああ!楽天FXのメキシコペソ円の売りスワップが-24円から-28円になってしまった。両建中の外貨EXの買いスワップが27円とかなので、完全に負けてしまっている。撤退します。https://t.co/BoZzhJXUlo
— 無策@FXスワップとポイ活でFIRE希望 (@kangurimura) November 2, 2023
シミュレーションをやり直してみると、
| 損益 | 内容&計算 |
|---|---|
| -16,000円 | GMOのスプレッド。20円×800倍 |
| -16,000円 | 楽天のスプレッド。20円×800倍 |
| +648,000円 | GMOのスワップ。27円×30日×800倍 |
| -19,200円 | 楽天のスワップ。24円×1日×800倍 |
| -649,600円 | 楽天のスワップ。28円×29日×800倍 |
| +64,800円 | GMOのボーナス。2.7円×30日×800倍 |
| ↓ | ↓ |
| +12,000円 | 資金860万円の0.13% |
年利に直したら1.5%・・・。数時間ごとにレートをチェックして、証拠金維持率が小さくなったら追加資金を投入する手間を考えると、割に合いません。
これなら株主優待を狙ってクロス取引したほうがマシですよね。
決済をずらしたのでプラスで終われたけど
決済のタイミングを少しずらしたのうまくいって、トータルで4万円くらいプラスで終えることはできましたが、両建てで低リスクで稼ぐという狙いは失敗に終わりました。
ペソ両建てサヤ取りをやってみて気づいた苦労
「両建て最強!不労所得イエーイ!」と意気揚々と始めたペソ円のサヤ取りですが、実際にやってみると、手間や気苦労が多かったです。全然不労所得ではなかったです。
資金移動の手間がかかる
「両建てだからレートがどれだけ動いても損しない!!」というのが両建ての最大の強みです。でも、2つの口座でポジションを持っているので、どちらかの口座は含み損を抱えています。
含み損が大きくなり過ぎると強制ロスカットがかかってしまうので、含み損の口座には追加で資金を投入する必要があります。
これが面倒でした。
スプレッド拡大で決済されないか心配が尽きない
理論上はレートが動いてもトータルの含み損益は打ち消せるのですが、片方の口座だけ強制ロスカットされてしまわないか、常にビクビクしていました。
- 為替介入
- 武力衝突
- 自然災害
心配で2-3時間に1回はチェックしていました。もちろん何も起こっていないのですが。
もうやらないと決めた
為替レートの変動に左右されずに利益が出続けるイメージのサヤ取りですが、為替レートを24時間気にしていないといけない感覚があり、裁量トレードと精神的な消耗度はたいして変わらない気がしました。
裁量トレードにつかれてしまったときにかなりおいしいキャンペーンを見つけたら飛びついてしまいそうですが、ここで書いたことを読み返して、手を出さないように自制します。
サヤ取りはもうやらないって決めたはずなのに、一つの口座で両建てで利益が取れそうなキャンペーンを見つけたので、次はそちらにチャレンジしてみました。
また失敗するフラグですね・・・。